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外壁
外壁塗装で値引きしてもらうコツは?失敗しない交渉術をご紹介
2023.03.12
戸建ての持ち家に住んでいる方や住宅のオーナーにとって、10~15年ほどの周期で必要になってくる外壁塗装。塗装面積や使用する塗料によって金額は変わりますが、60~100万円程度が相場と言われています。決して安くはない金額のため、できるだけ安く抑えたいですよね。
「外壁塗装って値引きしてもらえるの?」「そもそも値引き交渉が苦手……」という方でも、コツさえ押さえれば大丈夫。この記事では、これから外壁塗装を依頼しようとしている方に向けて失敗しない値引き交渉術をご紹介します。
塗装業者によって方針が異なるため、「100%値引きしてもらえる」と断言することはできないですが、多少の値引き交渉には応じてもらえる可能性が高いです。業者としてもライバル社ではなく自社で契約してもらいたい、という思いがあるため、常識の範囲内での値引き交渉であれば検討してもらえるでしょう。
ただし、きちんとした塗装業者であれば、はじめに提示する見積もり金額にももちろん明確な根拠があるため、大幅な値引きは難しいと考えておきましょう。
外壁塗装の見積り金額には、主に以下の費用が含まれています。
・塗料費用
・人件費(工事単価)
・足場設置代
・その他費用(現場管理費や施工業者の利益など)
塗料や足場設置にかかる費用は原価が決まっているため、値引きをする場合は「その他費用」に含まれる施工業者の利益から下げることになります。塗装会社はこれらの利益で成り立っているため、「半額にしてください」といったような交渉は到底受け入れてもらえないことは分かっていただけるでしょう。
外壁塗装の費用相場や内訳について、詳しく知りたい方は外壁塗装の費用相場はいくら?信頼できる業者に相談して妥当な料金で施工しようの記事もご覧ください。
外壁塗装に限らず、住宅やリフォーム業界では端数分の値引き、あるいは5~10万円程度の値引きが相場だと言われています。たとえば見積り金額が82万8900円だった場合、「キリ良く80万円にしてもらえませんか?」という交渉であれば無理なく検討してもらいやすいでしょう。
また、外壁塗装の費用には消費税が含まれるため、消費税分を値引いてもらうようパターンもよくあります。80万円の小計であれば10%の8万円が消費税として本来課税されますが、その分を割り引いてもらうということです。
これから外壁塗装を依頼しようとしている方のなかには「値引き交渉はしたことがないから不安」といった方もいるのではないでしょうか。外壁塗装の値引き交渉を成功させるために覚えておいてほしいポイントは次の3つです。
1.工事スケジュールを業者にお任せする
2.相見積もりをとる
3.大幅な値引きをする業者には要注意
それぞれ解説していきましょう。
業者としても、依頼が少なく手が空いている時期に工事を行う方が都合が良いため、特に工事スケジュールにこだわりがない場合は工期をお任せにして値引きをしてもらうと良いでしょう。
詳しくは外壁塗装に適した時期とは?の記事もご覧ください。
先ほどもお伝えしましたが、塗装業者はライバル社で契約されるよりも自社で契約してもらいたいと思っています。複数社に見積もりを依頼して「ほかの会社ではこのくらいの金額で見積もりをされました」と正直に伝え、その金額よりも安くしてもらえないか?と交渉してみるという方法です。
相見積もりをとることのメリットは、値引き交渉の材料になるだけではなく、複数の見積もりを比較することで正確な相場感をつかむことができる点も挙げられます。また、その会社独自の不要なサービスなどが含まれていないかなども確認し、削ることができる項目がないかをチェックしてみましょう。
相見積もりをとる際の注意点については、【外壁塗装の相見積もりの取り方】何社に依頼すべき?注意点は?の記事でも詳しく解説しています。
複数社に見積もりをしてもらうと、つい一番安い会社や多く値引きをしてもらえる業者に依頼したくなるかもしれませんが、「今なら半額」など大幅な値下げを謳っている業者には気を付けましょう。
普通の業者であれば半額にするような大幅な値引きはまず不可能です。こうした業者の場合、最初の見積もり時に相場よりも上乗せしておき、値下げ後の金額が相場だというケースや、正式契約後に追加で費用がかかることになる……なんてケースもあります。値下げ額に注目するのではなく、適切な金額を提示してくれる業者を選ぶようにしましょう。
業者選びで気を付けるべきポイントについては、外壁塗装は業者選びが重要!失敗しない選び方やトラブル対策とはでも詳しく解説していますので、ご覧ください。
何事もそうですが、「安ければ良い」というわけではありません。値引きしてもらうことによるリスクも頭に入れておくようにしましょう。
1.施工品質や耐用年数が低下する可能性がある
2.メンテナンスの頻度が短くなる
3.業者からの印象が悪くなる
たとえば、塗装工事で品質を大きく左右するのが下地処理です。塗料がしっかり密着するように、塗装前に高圧洗浄を行ったり、凹凸を整えたりすることで、塗装時に塗りムラが生じないようにします。見積書にこうした「高圧洗浄」や「下地処理」の項目がない場合は施工品質に問題がある可能性が高いため、注意しましょう。
金額を安くすることを重視しすぎてグレードの低い塗料を使用すると、数年でひび割れや雨漏りといった劣化症状が出てきてしまい、すぐにまた塗装工事を行う必要が出てきます。
メンテナンスの頻度が短くなると、長期的に見た際に費用が多くかかってしまう可能性も。長持ちさせたいのであれば、ある程度以上のグレードの塗料を選ぶ方が結果的に安くなるということもありますので、塗装業者に相談しながら決めると良いでしょう。
一般的な塗装業者であれば見積もり時にある程度相場に沿った金額を提示しているため、そこから値下げを行うには社内での調整などが発生するものです。業者とはいえ人と人との関係ですので、「値引きしてもらって当然」といった高圧的な態度では心象が悪くなり、最悪の場合は工事自体を断られる可能性もあります。
繰り返しになりますが、値引き交渉は業者側の事情も考えたうえで常識の範囲内で行うようにしましょう。
ガイソーでは無料で外壁塗装の見積り依頼やメール相談を承っております。外壁塗装のプロが予算や希望イメージに沿ってプランを提案いたしますので、お気軽にお問い合わせください。
「外壁塗装って値引きしてもらえるの?」「そもそも値引き交渉が苦手……」という方でも、コツさえ押さえれば大丈夫。この記事では、これから外壁塗装を依頼しようとしている方に向けて失敗しない値引き交渉術をご紹介します。
外壁塗装の値引きはできる?
塗装業者によって方針が異なるため、「100%値引きしてもらえる」と断言することはできないですが、多少の値引き交渉には応じてもらえる可能性が高いです。業者としてもライバル社ではなく自社で契約してもらいたい、という思いがあるため、常識の範囲内での値引き交渉であれば検討してもらえるでしょう。ただし、きちんとした塗装業者であれば、はじめに提示する見積もり金額にももちろん明確な根拠があるため、大幅な値引きは難しいと考えておきましょう。
外壁塗装の見積り金額には、主に以下の費用が含まれています。
・塗料費用
・人件費(工事単価)
・足場設置代
・その他費用(現場管理費や施工業者の利益など)
塗料や足場設置にかかる費用は原価が決まっているため、値引きをする場合は「その他費用」に含まれる施工業者の利益から下げることになります。塗装会社はこれらの利益で成り立っているため、「半額にしてください」といったような交渉は到底受け入れてもらえないことは分かっていただけるでしょう。
外壁塗装の費用相場や内訳について、詳しく知りたい方は外壁塗装の費用相場はいくら?信頼できる業者に相談して妥当な料金で施工しようの記事もご覧ください。
外壁塗装の値引き額の相場
では、外壁塗装の費用はいくらくらい値引きしてもらえるものなのでしょうか?外壁塗装に限らず、住宅やリフォーム業界では端数分の値引き、あるいは5~10万円程度の値引きが相場だと言われています。たとえば見積り金額が82万8900円だった場合、「キリ良く80万円にしてもらえませんか?」という交渉であれば無理なく検討してもらいやすいでしょう。
また、外壁塗装の費用には消費税が含まれるため、消費税分を値引いてもらうようパターンもよくあります。80万円の小計であれば10%の8万円が消費税として本来課税されますが、その分を割り引いてもらうということです。
外壁塗装の値引き交渉を成功させるポイント
これから外壁塗装を依頼しようとしている方のなかには「値引き交渉はしたことがないから不安」といった方もいるのではないでしょうか。外壁塗装の値引き交渉を成功させるために覚えておいてほしいポイントは次の3つです。1.工事スケジュールを業者にお任せする
2.相見積もりをとる
3.大幅な値引きをする業者には要注意
それぞれ解説していきましょう。
工事スケジュールを業者にお任せする
外壁塗装は梅雨や雪が降るような寒い時期を避けて依頼する方が多く、春や秋など気候が安定した季節が繁忙期となります。繁忙期に工事を依頼するとどうしても金額が高くなってしまいますが、工事スケジュールを業者にお任せする代わりに金額を安くしてもらう、というのは賢い値引き交渉術の1つです。業者としても、依頼が少なく手が空いている時期に工事を行う方が都合が良いため、特に工事スケジュールにこだわりがない場合は工期をお任せにして値引きをしてもらうと良いでしょう。
詳しくは外壁塗装に適した時期とは?の記事もご覧ください。
相見積もりをとる
値引きをしてもらうためには、業者間での競争心理を利用することもコツです。先ほどもお伝えしましたが、塗装業者はライバル社で契約されるよりも自社で契約してもらいたいと思っています。複数社に見積もりを依頼して「ほかの会社ではこのくらいの金額で見積もりをされました」と正直に伝え、その金額よりも安くしてもらえないか?と交渉してみるという方法です。
相見積もりをとることのメリットは、値引き交渉の材料になるだけではなく、複数の見積もりを比較することで正確な相場感をつかむことができる点も挙げられます。また、その会社独自の不要なサービスなどが含まれていないかなども確認し、削ることができる項目がないかをチェックしてみましょう。
相見積もりをとる際の注意点については、【外壁塗装の相見積もりの取り方】何社に依頼すべき?注意点は?の記事でも詳しく解説しています。
大幅な値引きをする業者には要注意
複数社に見積もりをしてもらうと、つい一番安い会社や多く値引きをしてもらえる業者に依頼したくなるかもしれませんが、「今なら半額」など大幅な値下げを謳っている業者には気を付けましょう。普通の業者であれば半額にするような大幅な値引きはまず不可能です。こうした業者の場合、最初の見積もり時に相場よりも上乗せしておき、値下げ後の金額が相場だというケースや、正式契約後に追加で費用がかかることになる……なんてケースもあります。値下げ額に注目するのではなく、適切な金額を提示してくれる業者を選ぶようにしましょう。
業者選びで気を付けるべきポイントについては、外壁塗装は業者選びが重要!失敗しない選び方やトラブル対策とはでも詳しく解説していますので、ご覧ください。
外壁塗装で値引きをすることのリスク
何事もそうですが、「安ければ良い」というわけではありません。値引きしてもらうことによるリスクも頭に入れておくようにしましょう。1.施工品質や耐用年数が低下する可能性がある
2.メンテナンスの頻度が短くなる
3.業者からの印象が悪くなる
施工品質や耐用年数が低下する可能性がある
施工費用があまりに安い場合、外壁塗装に必要な工程や材料が省かれて施工品質に影響が出るリスクがあります。たとえば、塗装工事で品質を大きく左右するのが下地処理です。塗料がしっかり密着するように、塗装前に高圧洗浄を行ったり、凹凸を整えたりすることで、塗装時に塗りムラが生じないようにします。見積書にこうした「高圧洗浄」や「下地処理」の項目がない場合は施工品質に問題がある可能性が高いため、注意しましょう。
メンテナンスの頻度が短くなる
外壁塗装では使用する塗料のグレードによって、耐用年数や性能が変わります。グレードの高い塗料は断熱効果や防カビ性が期待できたり、耐用年数が長く、美しい外観を長期間保つことができます。金額を安くすることを重視しすぎてグレードの低い塗料を使用すると、数年でひび割れや雨漏りといった劣化症状が出てきてしまい、すぐにまた塗装工事を行う必要が出てきます。
メンテナンスの頻度が短くなると、長期的に見た際に費用が多くかかってしまう可能性も。長持ちさせたいのであれば、ある程度以上のグレードの塗料を選ぶ方が結果的に安くなるということもありますので、塗装業者に相談しながら決めると良いでしょう。
業者からの印象が悪くなる
無理な値引き交渉は受け入れてもらえないだけでなく、業者からの印象低下につながりかねません。一般的な塗装業者であれば見積もり時にある程度相場に沿った金額を提示しているため、そこから値下げを行うには社内での調整などが発生するものです。業者とはいえ人と人との関係ですので、「値引きしてもらって当然」といった高圧的な態度では心象が悪くなり、最悪の場合は工事自体を断られる可能性もあります。
繰り返しになりますが、値引き交渉は業者側の事情も考えたうえで常識の範囲内で行うようにしましょう。
ガイソーでは無料で外壁塗装の見積り依頼やメール相談を承っております。外壁塗装のプロが予算や希望イメージに沿ってプランを提案いたしますので、お気軽にお問い合わせください。
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