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外壁塗装は何年ごとにすべき?築年数・塗料別に目安の時期を解説

2023.12.13
「塗装がはげてきた」「外壁材が色褪せしてきた」といったように、外壁材が劣化してきて外壁塗装を検討されている方も多いでしょう。ただ、外壁塗装は決して安くはなく、手軽に始められるものでもありません。劣化しすぎない程度に、とはいえ頻繁には外壁塗装をするほど余裕もないと言う方に向けて、最適な外壁塗装のペースや塗料ごとの理想期間を解説するので、参考にしてみてください。


わたしの家の外壁塗装はいくらかかる?

外壁塗装は遅くても20年に1回は必須

外壁塗装は遅くとも20年に1回はしておくべき、と言うのが我々ガイソーの考えです。
外壁に使われる塗料や下地にはそれぞれ耐用年数があります。その耐用年数を超えてしまうと、外壁材そのものの効果が薄れてしまい、外壁材全体の急速な劣化に繋がってしまいます。
具体的には塗料が劣化して付着力が低下し、外壁が剥がれたりひび割れたりしてきます。一般的な外壁塗料の耐用年数は15年程度のものが多いため、遅くとも20年に1度は外壁塗装工事をしておくことがおすすめです。

理想は10~15年に1回

外壁材の塗料材にもよりますが、大体は15年に1度くらいのペースで外壁塗装の相談をしておくことがおすすめです。
というのも、外壁塗料で定番の塗料であるシリコン塗料の耐用年数が10〜15年、人気のあるラジカル塗料の耐用年数が12〜17年であるためです。
もちろんもう少し耐用年数の短い塗料やもっと耐用年数の長い塗料もありますので、塗料ごとの耐用年数と実際の外壁の様子を見つつ、少し劣化してきたタイミングで相談しておくことがおすすめです。

20年以上経つと外壁材が早く劣化してしまうことも

逆に20年以上外壁塗装の相談をしていないと、塗装が劣化するだけでなく、その内側の下地や住宅の基礎部分まで劣化が進むこともあります。劣化した部分から侵食や腐敗が進んでしまうため、耐用年数や劣化具合を見ながら、できるだけはやめに相談することがおすすめです。
なお、外壁の下地部分に使われることの多いモルタル・サイディングといった素材の耐用年数は20〜40年です。そのため、遅くとも20年に1回は業者に相談しておくことが大切になります。
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外壁塗装は何年ごとにすべきか目安を解説

外壁塗装は、塗料の素材や実際の外壁の劣化度合いによっていつごろおこなうべきかが異なります。
ここでは、築年数別・塗料別に外壁塗装の時期の目安を解説していきます。

新築の場合

新築の場合は、外壁のメンテナンスも含めて築8〜12年のタイミングで1度外壁塗装の相談をし、塗り替えてもらうことがおすすめです。
基本的に外壁や家の修理は、綺麗な状態のうちに細かくメンテナンスを行い続ける方が長い目で見てランニングコストを大幅に抑えることができます。
一見、費用がかかって損しているように感じられる方もいらっしゃいますが、1回あたりの工事費用が安くすみ、まとめて大きな修理をするときに比べて総額を安く抑えることができるのです。そのため、新築の場合はまだ傷や劣化の小さいタイミングでメンテナンスを行なっておくことが大切になります。

2回目以降の場合は塗料の耐用年数が目安

2回目以降の外壁塗装の場合は、塗料ごとの耐用年数を参考にすると良いでしょう。一般的にはシリコン・ラジカル系の塗料が多いですが、ほかにもさまざまな塗料がありますので、建築会社に塗料を聞いた上でどの塗料なのかを確認するようにしましょう。

シリコン塗料

耐用年数:10〜15年
シリコン塗料は、コストパフォーマンスが高く多くの外壁で使われている塗料です。シリコン材が低電圧性を持っているため、ほこりや砂、どろなどのよごれが付着にしにくい点が特徴的です。

ラジカル塗料

耐用年数:12〜17年
近年注目を集めているのがラジカル塗料です。塗膜の劣化を抑える効果を持つチタンが配合されており、コストを抑えながらも耐久性に優れた、比較的コストパフォーマンスの高い塗料材になっています。

ウレタン塗料

耐用年数:7〜10年
ウレタン塗料は、ポリウレタンを利用して作られた塗料材です。塗料材の樹脂が柔らかく加工しやすいと同時に、光沢があって見栄えも良いため、工事のしやすさや見栄えの良さに定評のある塗料材です。

フッ素塗料

耐用年数:16〜22年
樹脂系の塗料であるフッ素塗料は、雨や雪といった気候に強く、耐久性の高い点が特徴的な塗料です。

無機塗料

耐用年数:20〜25年
無機塗料は、鉱物やレンガなどの無機物を配合して作られた塗料です。無機物は紫外線や空気等で劣化しづらいため、耐久性に優れた点が特徴です。なお、塗料材の中でもトップクラスの耐久性を誇ります。
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外壁塗装を放置するとどうなる?

「どうせ後でまとめて補修するし、後でいいや」と外壁塗装を放置してしまうと、どうなってしまうのでしょうか?
結論から言うと、最終的な補修総額が多くなってしまうというのが答えです。
外壁は雨や風・日光・害虫から家の構造を守る砦としての役割をもっています。日々、外壁が雨風を受ける中で、見えないところでも少しずつ劣化していっています。
その劣化を放置してしまうと、劣化の拡大に繋がってしまうと同時に、内側の構造部分にまで劣化が侵食してしまいます。結果、カビや藻、シロアリなどの被害が及び、家自体の寿命が短くなってしまう可能性もあります。
例えば、外壁を定期的にメンテナンスした場合と、放置してまとめて修理代が必要になってしまう場合を比較してみましょう。

定期的にメンテナンスを行う場合
・築10年目:80万円塗装の塗り替え
・築20年目:130万円塗り替えと部分補修
・築30年目:80万円塗り替え
・築40年目:130万円塗り替えと部分補修
・合計420万円

まとめて外壁補修を行う場合
・築40年目:外壁の張り替え200万円、土台の一部解体と補強200万円、基礎部分の補修100万円
・合計500万円

基本的に、放置してしまっていると内部構造や基礎部分にまで腐食が侵食してしまっていることが多く、大掛かりな工事が必要になり費用がかさみます。
場合によっては家の寿命が短くなり、最悪の場合想定よりもかなり早く建て替えなければならないこともあり、そうなると1,000万円以上の費用がかかります。
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外壁塗装をしたほうが良い症状の目安

外壁塗装をすべきタイミングは、上で紹介した年数と実際の外壁の状態とのバランスを見る必要があります。ここでは、実際に外壁塗装を依頼すべき症状の目安を紹介しますので、ご自宅の外壁がここで紹介する状態になっていないか参考にしてみてください。

チョーキング


外壁を手で触った時に、白い粉が手につくことをチョーキングと呼びます。このチョーキングは、雨や紫外線、風によって外壁の塗膜剤に使われる合成樹脂が分解されてしまい、一部の顔料が粉となって表面上に出てきてしまっていることで発生します。チョーキングが起きているということは外壁材が劣化していることを意味しますので、塗装の塗り替えを検討し始めるタイミングであると言えるでしょう。

外壁の色褪せ


紫外線や風の影響で、外壁の塗料原料が分離してしまい、塗装部分が変色してしまって色褪せを起こしてしまいます。この色褪せが起きた際も、外壁塗装を行うべきタイミングです。原料の寿命が来て分離を起こしてしまっているため、色褪せが広範囲に見られたタイミングでも外壁塗装を相談すると良いでしょう。

外壁の浮き・剥がれ


外壁の塗膜が劣化して下地と分離することで、塗膜と下地の間に隙間ができ、浮きや反りが起きることがあります。この場合は、できるだけ早く外壁塗装を相談することをお勧めします。浮き・はがれが発生している部分を取り除き、上から塗装を施して綺麗な外壁へと生まれ変わらせます。なお、この症状が広範囲に及ぶ場合は外壁塗装だけでは対処しきれず、張り替えやカバー工法などの大規模な工事が必要になることもあります。

藻・コケの発生


外壁の塗料が古くなり、防水性を失ってくるとカビや藻・コケが発生する原因になります。外壁の水切れが悪くなってしまって、雨が降った後にその雨を変に吸収してしまい、カビや藻が繁殖しやすい環境になってしまうのです。このような症状が見られた際は、外壁の洗浄をしたのち、新しく塗り替えることで再度綺麗な外壁に変える必要があります。

幅0.3mm以上のヒビ


外壁に幅0.3mm以上のヒビが入っている場合は、外壁塗装を見直すタイミングです。塗料だけでなく下地や外壁材にまで影響が及ぶ「構造クラック」というヒビに該当し、このひび割れから水が侵入したりシロアリが入ってしまうこともあり、家の構造全体にまで悪影響を及ぼすこともあります。
新しく塗り替えを行うことで再度外壁としての機能を取り戻すことができますので、早めに相談しておくことがおすすめです。
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外壁塗装を安く済ませるためのポイント

8~12年に1度は外壁塗装を依頼するといっても、外壁塗装にかかる費用は決して安くはありません。ここでは、外壁塗装を安く済ませるために知っておきたいポイントを解説するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

複数業者から相見積もりをとる

外壁塗装工事を依頼する際は、業者への相談→見積もり作成→本契約の流れで進めることになります。すでに関係のある業者に依頼する場合は問題ありませんが、はじめて外壁塗装を行う場合は、どのくらいの金額が妥当なのか判断がつかないことも多いでしょう。
そのため、見積もりを取るタイミングで複数の業者に相談した上で相見積もりを取ることがおすすめです。複数業者の金額や内訳を確認しつつ、どのくらいの金額が妥当か客観的に判断することが可能になります。

夏や冬の閑散期に工事を依頼する

夏や冬は、外壁塗装のしづらい時期であるため多くの方が工事を避ける時期です。逆に言うと業者側はこの時期は暇なことが多いため、1件でも多く工事を行なって売上を維持したいと考えていることも多くあります。
そのため、夏や冬など比較的閑散期に当たる時期に相談することで、価格交渉や時期の交渉を有利に進められる確率が上がります。

屋根塗装も同時に行う

外壁塗装工事と一緒に屋根塗装工事を行うと言うのもポイントです。外壁塗装や屋根塗装工事を行う際は高所に登って作業をするため、足場や飛散防止ネットなどを設置して工事を進めることになります。そして、この足場や飛散防止ネットにも費用はかかるため、1回の設置でできるだけ広い範囲の工事をしてもらうことがおすすめになるのです。
屋根塗装のときと外壁塗装のときそれぞれで足場代を取られるよりは、まとめて1回で工事を依頼し、足場代を1回の支払いで済ませる方が安く抑えられます。
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まとめ

この記事では、外壁塗装のタイミングについて詳しく解説してきました。外壁塗装は遅くとも20年に1度、安全を見積もって8~12年に1度は業者にメンテナンスを依頼しておくことが重要になります。また、外壁材によっても理想のタイミングは異なりますので、あらかじめ自分の家の外壁塗料剤が何でできているかを確認しておくのも良いでしょう。ガイソーでは、塗り替えが必要かどうか判断するための建物診断からおこなっていますので、工事が必要か不安な方はぜひお気軽にお問い合わせください。
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