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屋根のメンテナンスは何をしたらいいの?

2023.12.15
こんにちは!ガイソー豊橋店の平松です(^^)/
屋根材は「瓦」「化粧スレート」「板金」「小波スレート」など様々な種類がありますよね。
化粧スレートは色褪せやコケの発生、割れ等の劣化症状があるので「メンテナンスが必要な屋根材」として認知している方も多いと思います。
さて、焼き物である「瓦」どうでしょう。
永久にメンテナンスをしなくて良いのか。また、瓦から瓦へ葺き替えるメリットは何なのか。
今回はそんな「化粧スレート」と「瓦」のメンテナンスについてご紹介いたします。
 
 
1.化粧スレートのメンテナンスの必要性
化粧スレートとはセメントに繊維素材を混ぜ合わせ、5.5㎜厚の板状に加工をした屋根材をいい建築現場では「カラーベスト」や「スレート」「コロニアル」と呼ばれています。
1㎡あたり約20㎏で、スタイリッシュかつシンプルなデザインが人気の屋根材ですが塗装によるメンテナンスや葺き替え・カバーによるメンテナンスが必須となります。
新築時から15年ほど経過した化粧スレートは色落ちが激しく・汚れやコケがびっしり付着しているのが見られます。
このような色褪せは塗膜劣化のサインです。塗膜が劣化してしまうと屋根材の防水性が低くなり、水分を吸い込むようになってしまいます。
水分を含んだ屋根材は膨張し、紫外線による乾燥で伸縮→膨張・伸縮の繰り返しで反りや割れを引き起こしてしまう為、屋根材の更なる劣化を防ぐためにも色褪せが気になったタイミングでメンテナンスをすることが重要となります。
 
2.化粧スレートのメンテナンス方法
化粧スレートのメンテナンス方法は「塗装」と「カバー・葺き替え」があります。
手軽な価格でメンテナンスが出来る塗装は大変人気ですが、化粧スレートの中には「塗装が不向きな屋根材」があります。
無石綿化された初期製品に「ザルフ」や「コロニアルNEO」は非常に割れやすく、職人が屋根上を歩行しただけで割れてしまうケースが多々あります。
この非常に割れやすい屋根材は塗装をしてもまたすぐに割れてしまい、メンテナンスが追い付かなくなってしまうためこういった屋根材に塗装はオススメしません!
また、化粧スレートの無石綿化のタイミングで新規参入した大建工業「ナチュール」やニチハ「パミール」はミルフィール状に表面が剥離するなど問題の屋根材で廃番となりました。
表面の塗装をしても、塗装していない箇所へ雨水が侵入することで膨張→剥がれにつながり、塗装をしても更なる剥がれを永遠にくりかえしてしまうため塗装はオススメしません!
このように「塗装が不向きな屋根材」にはカバーや葺き替えのご提案をさせて頂きます。
また、化粧スレートの寿命は約30年といわれており、塗装を繰り返し行っていても7年→5年→3年と次第に塗料の持ちが悪くなり毛細管現象などの不具合を起こし雨漏りを引き起こしてしまう為、30年程度経過した屋根へはカバーもしくは葺き替えによるメンテナンスが必要となります。
 
3.瓦のメンテナンス方法
瓦はメンテナンスが不要というイメージがありますが、100%メンテナンスをしなくて良いわけではありません。
和瓦屋根の棟部には「漆喰」が施されており、10年程度で劣化が始まります。漆喰は白く綺麗な状態からだんだんと水分を吸い込むことで黒い染みを発生させ次第に剥がれ落ちてしまいます。
剥がれ落ちた漆喰から中の土が流出し、その部分から雨漏りを引き起こす危険があります。
そのため定期的な漆喰メンテナンスが必要となります。
漆喰以外にも屋根形状により「銅板の谷」がある場合は穴あき現象を引き起こしてしまう為注意が必要です。
その他、瓦のズレや浮き・割れなどが無いか定期的に点検しましょう!
 
4.瓦を葺き替えるメリット
瓦自体は割れない限り半永久的に使うことが出来ますが、瓦から瓦へ葺き替えるケースは珍しくありません。


以前の瓦は1枚1枚に釘打ちされておらず、4枚に1本止めることが標準施工でした。
しかし、近年の大きな台風により瓦のめくれ被害が多くなったため、4枚に1本釘打ちを全ての瓦へビスもしくは釘打ちするように2022年に施工ルールが設定されました。(ガイドライン工法)
さらに1㎡あたり約45㎏あった瓦に対し、1㎡あたり約35㎏に軽量化された防災瓦が発売され耐震性もアップしました。
この防災瓦には瓦同士が手をつなぐように引っ掛ける形状になっているので地震が来ても崩れにくく、台風が来ても瓦が飛散しにくいメリットもあります。
このように以前の瓦よりも地震や台風に強い瓦や施工に進化したという理由から、瓦から瓦へ葺き替えを希望される方が増えています。
また、屋根材の下に敷かれている「ルーフィング」は20年程度で劣化によりパリパリと割れてきてしまい二重防水という本来の役割を果たせなくなってしまいます。
屋根材の下に入り込んだ雨はルーフィングのおかげで下地を腐食させることなく屋根を守ることが出来ますが、そのルーフィングがボロボロになってしまえば屋根材の下に入り込んだ雨は屋根の下地に侵入し、天井に雨染みを引き起こしてしまいます。
屋根を葺き替えることでそのルーフィングも新しくなるので、屋根を雨からしっかりと守ることが出来ます。
いかがでしたでしょうか。
屋根は普段見ることがないので雨漏りを引き起こすまでついついメンテナンスを先延ばしにしてしまうことも多いと思いますが、この機会にみなさまもご自宅の屋根材に合ったメンテナンス方法を意識してみましょう!
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