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ガイソーブログ
日本の伝統文化！瓦の種類
2024.02.21
目次
１瓦の種類
１瓦の種類
こんにちは！
ガイソー豊橋店の石倉です。
屋根瓦は古くから親しまれている屋根材です。他の屋根材と比べても耐久性が高く素材や製造方法、形状などで様々な種類に分けられています。瓦の種類によって特徴が違うため悩まれる方も多いです。今回は瓦の種類と特徴を説明していこうと思います。
代表的な種類として素材の違いがある粘土瓦・セメント瓦・コンクリート瓦・樹脂セメント瓦に分けられます。さらに粘土瓦は製造方法により陶器瓦・いぶし瓦・素焼き瓦に分かれます。
粘土瓦
粘土瓦は粘土を瓦の形状にして高温度で焼いたものの事を言い防水性が高く、基本的に塗装する必要がありません。
陶器瓦
表面に釉薬をかけて焼き上げた瓦です。釉薬とは焼くことによりガラス質となる粉末の事で、「うわぐすり」とも言います。
特徴としては様々な色が出せて表面に釉薬がかけられている為、色つやがあり経年により色褪せる事がありません。耐久性もとても高く防音性もあります。
いぶし瓦
表面に釉薬をかけずに焼き上げた瓦の事です。陶器瓦より歴史が古く、耐久性は陶器瓦と変わりません。瓦をいぶして表面に炭素の膜を作ることで色を出します。名前の由来はここから来ています。釉薬を使わずにいぶすため、色は銀色で他の瓦では出せない輝きがあります。経年劣化と共に変色が発生しますが風情がある色合いになる為、それはデメリットではないかと思います。
素焼き瓦
素焼き瓦の特徴として、その名のとおり釉薬を使わずそのまま焼き上げるため粘土の色が活かせます。使う粘土によって変わってきますが土っぽい茶褐色をしており、明るい印象があります。沖縄でよく使われています。
セメント瓦
セメント瓦は窯で焼かずにセメントを形成・乾燥させてできている為、断熱性や耐火性に優れており安価で種類が豊富にありますが現在は生産されていません。重量がある為、地震に弱い事とアスベストが含まれている可能性があることがデメリットです。粘土瓦と見た目が似ていますが表面がザラザラしています。塗装をして表面に色を付けるため経年劣化で色褪せが起きます。
コンクリート瓦
モニエル瓦やクボタ瓦が代表的なコンクリート瓦で、セメントと砂利を混ぜ合わせて作られています。現在では国内販売がされていなかったり、製造中止になっています。
経年劣化で表面の塗膜が色褪せしますので定期的に塗装などのメンテナンスが必要になります。
樹脂セメント瓦
名前のとおり樹脂とセメントでできたハイブリットな瓦の事です。ケイミュー株式会社が取り扱っている「ルーガ」という商品がこちらになります。粘土瓦に比べ軽量のため地震などの揺れに強く割れにくいのが特徴です。「ルーガ」は表面に「グラッサコート」という無機塗料が塗られている為、耐久性も抜群です。
瓦は形状においても主に3種類に分ける事ができます。
J型
もっとも伝統的でスタンダードなよく見る瓦の形をしており、和瓦とも呼ばれています。緩やかなカーブがかった形状で高級感があります。
F型
フラットな形状が多い為、平板瓦と呼ばれています。シンプルでモダンな雰囲気があり太陽光パネルが設置しやすい所が特徴です。
S型
大きくカーブがかかった形状でスパニッシュ瓦と呼ばれています。山と谷が均等になっている為、洋風の可愛らしい雰囲気があります。
三州瓦
主な産地である愛知県西部の三州という地名が名前の由来です。質のいい粘土が使用されており寒さに強く耐久性に優れています。また豊富な形状とカラーバリエーションがある為、様々な要望にお応えできる点が強みです。
淡路瓦
主に兵庫県の淡路島が産地の古くから作られている歴史のある瓦です。淡路島では粒子の細かい「なめ土」が採取でき、このなめ土で作られた瓦は防音性が高く表面が綺麗に仕上がります。
石州瓦
主に島根県西部にて製造されている瓦です。この地方は鉱物の採掘が盛んでおり、良質な粘土も多く採取できます。石州瓦は水分の吸収量がかなり低いため、凍害や腐食に強いことが特徴です。
屋根瓦には様々な特徴や形を持った瓦が豊富に存在します。ガイソー豊橋店では屋根の塗装・葺き替え・カバー・太陽光発電システムなどのご提案を行なっております。「漆喰が剥がれた」「瓦がズレた」などの補修も行っておりますのでご相談下さい。
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