ガイソーブログ
雨漏り対策!そのDIYちょっと待った!
2024.08.08
目次
1瓦屋根の構造
2瓦屋根DIYの注意事項
3コーキングをしてはいけない場所
こんにちは!
1瓦屋根の構造
2瓦屋根DIYの注意事項
3コーキングをしてはいけない場所
こんにちは!
ガイソー豊橋店の石倉です。
みなさまは雨漏りが発生した時に瓦をコーキングすれば隙間が埋まって雨漏りが止まると思い自分でコーキングをしていませんか?そのコーキングで雨漏りが悪化する可能性があります。理由があるから瓦と瓦の間に隙間はあります。
今回は屋根のDIYや業者に間違った施工をさせないために瓦屋根のコーキングについて説明いたします。
瓦屋根の構造として約1950年より前の瓦屋根はルーフィングが無く、野地板の上に杉皮やわらが敷かれその上から葺き土が施工されています。これは瓦を固定し瓦のズレを防ぐのが目的でした。約1950年ごろから、わらが無くなり葺き土のみになります。そして、約1995年ごろから葺き土が無くなりルーフィングが施工されるようになりました。
以前のブログ「屋根リフォームを考えている方必見!ルーフィングの役割」で説明しましたが、単体の防水性能に関しては屋根材よりルーフィングの方が優れています。
また屋根材によりますが隙間が空いているため、雨水は屋根材より下に入ってしまいます。
ですがルーフィングにより防水され、屋根の勾配によって軒先に流され屋根材の隙間から浸入した雨水が出ていきます。さらに隙間は野地板と瓦との間の換気を行う役割もあります。
雨漏りが発生した時に瓦の隙間が空いているためそこから雨水が浸入したと勘違いをして隙間をコーキングで埋めてしまうお客様や業者がいます。こういった瓦の重なりや隙間のコーキングを一部分や適切な場所に行うことで台風対策や瓦のズレなどの対策になる場合があります。しかし、すべての重なりや隙間をコーキングしてしまうことで逆に雨漏りしてしまったり、悪化してしまいます。基本的には全面のコーキングはしない方が良いと思って下さい。
棟瓦は平面と平面がぶつかり合って山折りになっている箇所です。特に和瓦はのし瓦が積み重なっておりその隙間をコーキングしてしまうと水の排出場所が無くなってしまいます。
②平部瓦
瓦の重なり部分でもある軒先側(下側)は雨水が排出される箇所です。こちらもコーキングで塞いでしまうと水が排出されずに残ってしまいルーフィングや野地板の劣化に繋がります。当然ですが全面を塞いでもダメです。
雨漏りが発生した場合はまずルーフィングの劣化を疑いましょう。ルーフィングがない折板屋根などは穴が開いたか釘穴からの雨漏りが多いです。葺き土の瓦屋根は特に注意が必要でルーフィングが無いため、コーキングをしてしまうとすぐに室内に雨が入ってきます。
雨漏りしたからと言って全面コーキングはしないでください。雨漏りが発生した時は迷わず屋根業者に相談しましょう。確かに自分でコーキングすれば雨漏りも止まりコーキング代だけで済むので安く済みます。ですが、雨漏りはすぐに再発します。そして業者に依頼した時に部分的な補修で済むところが、自分でコーキングをしたことにより葺き替えや再施工しかできなくなる場合があります。さらに、全面コーキングされていると葺き替え時にコーキングを剥がす無駄な施工代がかかってしまいます。
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