ガイソーブログ
日本の伝統!漆喰の役割とメンテナンス方法
2024.02.09
目次
②漆喰のカビ・コケ
③漆喰のはがれ
こんにちは!
ガイソー豊橋店の石倉です。
瓦屋根は日本の伝統的な建築スタイルの象徴であり、その美しさと耐久性は多くの人々に愛されています。しかし、その美しさを保つためには、適切なメンテナンスが欠かせません。その一環として、瓦屋根の漆喰について説明します。
漆喰とは消石灰をのりと水などで練ったものの事で、強アルカリ性で主原料が水酸化カルシウムの塗り材です。内壁の他、外壁にも使用されます。
漆喰は水分が揮発する事で壁に付着します。原材料である消石灰が空気中の二酸化炭素と反応して徐々に硬くなり、長い年月を経て最後は消石灰の原材料である石灰石に戻ります。
つまり何十年か経つと漆喰は岩のように硬くなります。
漆喰が屋根に使われるのは瓦屋根だけで、主に棟部になります。瓦屋根の棟部はのし瓦が葺き土を使い積み上げられています。しかし、葺き土が暴露して雨風にさらされると侵食するため、表面に漆喰を塗ることで耐久性を向上させる目的で使用されます。
見た目も白くなり美観もよくなります。
軒先にも野地板と軒瓦の間に漆喰が使われます。棟部と同様に雨水が葺き土に直接かかるのを防ぐためと瓦と葺き土の隙間に鳥や小動物が入り込まないように埋める事が目的です。
現在は瓦の下に葺き土を入れる仕様が減少している為、少なくなっています。
①ヒビ割れ・欠け
雨風時は濡れるため漆喰は湿潤・乾燥をくりかえします。その過程や建物の微振動によってヒビ割れや欠けが発生する事があります。
②漆喰のカビ・コケ
漆喰は経年劣化で黒っぽく変色したり、カビ・コケが発生します。これは中にある葺き土に雨水が侵入している可能性が高いです。
③漆喰のはがれ
20年近く経つとヒビ割れ等から葺き土と漆喰の間に隙間が発生し漆喰が剥がれ落ちて葺き土が暴露した状態になります。数か所剥がれてもすぐに雨漏りするというものではありませんがメンテナンスを考えたほうがいいでしょう。
劣化が軽い場合は既存の漆喰を取り除き、新しく塗りこむメンテナンス方法をオススメします。既存の漆喰を取り除かず重ね塗りをしてしまうと逆に雨漏りの原因になってしまうため注意が必要です。
劣化が激しい場合は葺き替え工事が必要です。その際は南蛮漆喰を施工する事で、より耐候性が上がります。南蛮漆喰は葺き土と漆喰を1つで代用できる物です。主成分は漆喰と同じ石灰で、これに油脂や特殊なシリコン、防水材を混ぜたものが南蛮漆喰です。漆喰よりも防水性に優れています。
どちらも足場を必要とする工事になる為、外壁のメンテナンスと同時に施工する事をオススメ致します。
まとめると漆喰は葺き土を雨風から守る為に塗装されますが近年は葺き土を使わなくなっており、南蛮漆喰が主流となっています。
代表的な劣化症状はヒビ割れ・欠け・カビ・コケ・はがれがあり、塗り直しと葺き替え工事によるメンテナンスが必要になってきます。
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