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ガイソー豊橋店/豊川店

ガイソーブログ

木材はどうやって腐るの?

2024.10.25
 目次
 
 
こんにちは!
ガイソー豊橋店の石倉です。
 
木造住宅やウッドデッキで使用される木材は、「腐る」というイメージが強いですが、なぜ、どのようにして腐ってしまうのかはあまり知られていないかもしれません。私自身も「水分が関係している」程度の認識しかありませんでした。今回は、木材が腐る原因や対策について、少し専門的な話も交えながら説明したいと思います。
 
 
1木材が腐食する原因
木材が腐ることを「腐朽(ふきゅう)」と言います。この腐朽の主な原因は、「腐朽菌」と呼ばれる菌の増殖です。腐朽菌は、木材の中に含まれるリグニン、セルロース、ヘミセルロースといった成分を栄養源として分解し、繁殖します。これらの成分が分解されることで、木材は次第に朽ちてしまいます。

 
2腐朽菌について
腐朽菌には主に「白色腐朽菌」と「褐色腐朽菌」の2種類があります。木材の表面が白く変色している場合、それは白色腐朽菌が繁殖している証拠です。一方、木材が細かく砕けて褐色に変わっている場合は、褐色腐朽菌が原因です。
腐朽菌が繁殖すると、カビも共存関係で増殖し、そのカビを好むシロアリも発生します。シロアリも木材を損傷させる大きな要因ですが、そもそもは腐朽菌の発生・繁殖が根本的な原因となっています。
腐朽菌がどこから来るのかというと、水分が関わっています。空気中に存在する腐朽菌が、水分を含んだ木材に触れることで定着し、繁殖します。腐朽菌は、湿度が高く、気温が20℃から30℃、木材の含水率が30%以上の状態を好むと言われています。



 
3木材が腐朽しない為の対策
木材が腐朽すると、家の強度が低下します。たとえば、外壁材を釘で固定するために使用される「胴縁」が腐朽すると、釘が効かなくなり、外壁材が緩んでしまうことがあります。特に、湿度が溜まりやすい屋根裏や床下、サッシ周りは腐朽の影響を受けやすい部分です。
対策としては、まず木材を乾燥させることが重要です。外壁の場合は塗装やシーリング、屋根の場合はルーフィングの効果を維持し、メンテナンスを行うことで、雨水の侵入を防ぐことが大切です。内部の結露による水分に関しては、以前のブログで説明した通り、換気をして室内の湿度を下げることがポイントです。
 
基礎に使用されることが多い木材が腐朽すると、家全体の耐久性が低下します。それを防ぐためには、雨漏りしないよう定期的なメンテナンスが必要です。もし木材が腐朽してしまった場合、塗装やカバー工法では対応できず、外壁や屋根の葺き替え工事が必要になるため、コストが高くなります。特に梅雨の時期や夏場は、腐朽菌が好む環境が整いやすいので、換気を心がけましょう。
 
 
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